精神障害者のくらしと医療を考える仙南ネットワーク

 2021年9月、村井宮城県知事はこれまでの県立がんセンター、赤十字病院、労災病院再編に県立精神医療センターを加えた枠組みで再編し、二つの拠点病院を新設する方針を明らかにし、患者・家族はもとより、病院職員、地域住民に大きな衝撃が走りました。今回、病院再編に新たに加えられた県立精神医療センターについて、精神障害者のくらしと医療を考える仙南ネットワークでは、県立精神医療センター富谷市への移転反対を訴え、取り組みを進めています。

カテゴリ: 賛同署名

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県立精神医療センターを名取市に残してください!
ひとりの精神医療ユーザーが立ち上げたWEB署名 県提出へ
県庁前 激励集会&報告会

 6月12日にユーザーズアクションの青木もらんさんが、県に署名を提出に行きます。
 もらんさんは、県立精神医療センター移転問題を受けておひとりで署名活動をしてきました。
 県に提出をしに行くもらんさんを応援するために集まりましょう!

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デモ行進

2023年5月1日(月)宮城県中央メーデー
“ STOP! 県立委精神医療センター富谷市移転反対! ”
署名活動&デモ行進してきました!
(青木もらんさんのWEB署名HPより)

 本日5月1日までで529名様のご署名・ご賛同とオフラインで13名様さらに本日約30名様のお名前をいただいております
誠にありがとうございます!

 勾当台公園に集まった後、他の団体の方の後について「宮城県立精神医療センター富谷市移転反対」のみやぎユーザーズアクションの横断幕を持ちながら仙台駅までマーチしました。
 様々なシュプレヒコールがあがりましたが「四病院統合・移転反対!」の声もあり嬉しくなりました。
 わたしはデモ行進に参加したのは初めてでしたが、沿道の人たちが手を振って下さったり、なかなか晴れ晴れしい気持ちになるものだなと感じました。
 同時にQRコードの入ったチラシとオフラインでも署名にご協力いただけるよう署名フォームを参加者の方にお配りしてきました。
 何卒ご賛同よろしくお願いいたします。

WEB署名はこちらから
CLICK HERE


もらんさんの署名
詳しくは上

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精神障害者のくらしと医療を考える仙南ネットワーク

宮城県立精神医療センターの富谷市への移転に反対です!
“包括ケアが崩壊しかねない”
「賛同署名」1587の署名簿を知事宛提出!

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 2月1日(水)精神障害者の暮らしと医療を考える仙南ネットワーク(以下、仙南ネット)では、昨年11月から取り組みを進めた“宮城県立精神医療センターの富谷市への移転に反対です!”賛同署名1,587名分を要望書と共に村井知事へ提出しました。
 当日は、仙南ネットより代表他5名が参加。県保健福祉部長他2名が対応しました。
 仙南ネット代表からは「これまで培ってきた地域医療を支える包括ケアが崩壊しかねない」と県立精神医療センター富谷市移転で予想される被害を強く訴え、当事者からも移動の困難性など切実な思いが語られました。
 この懇談には、県議会4会派より7名の県議会議員のご臨席頂きました。

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2023年2月1日
宮城県知事 村井嘉浩 殿

宮城県立精神医療センターの富谷市への移転に反対です<要望書>

 2021年9月、村井宮城県知事はこれまでの県立がんセンター、赤十字病院、労災病院再編に県立精神医療センターを加えた枠組みで再編し、二つの拠点病院を新設する方針を明らかにし、患者・家族はもとより、病院職員、地域住民に大きな衝撃が走りました。
 病院再編表明後には、様々な団体から移転反対の声明や要望書、署名等が宮城県へ寄せられ、現在に至っても反対の声はやむことはありません。

 今回、病院再編に新たに加えられた県立精神医療センターについては、旧名取病院以来、60年を越える歴史の中で徐々に偏見を克服しながら、現在の施設とネットワークがつくられ、精神医療センター職員、あるいは協力者によって、グループホームが県内では先駆けてつくられ、施設とネットワークが、特に名取市を中心に拡大してきた歴史があります。

 精神疾患をお持ちの方は、ただ通院して診察を受け、服薬して治療を続ければ良いというわけではありません。
 医療や福祉をはじめとした様々な方の関わりがあってこそ、一人ひとりが医療とのつながりを途切れさせることなく、地域生活を可能にするものです。なかには、地域での支援を受けながら、長い時間をかけて一人で通院できる力を取り戻していく方もいます。
 仙南地域では精神医療センターが至近にある地域性を軸に、ネットワークや支援基盤が作り上げられてきました。それが、富谷市への移転構想によって当事者の方々の症状や生活に不安定をもたらしてしまうことは大きな問題です。

 また、県立精神医療センターの医療従事者にとっても、名取市や仙台市太白区在住の方が大半であり、職員全体の57%を占めています。仙台市太白区以南の市町在住者だけで、職員全体の実に72%を占め、その持家比率は68%となっています。富谷市に精神医療センターを移転した場合には、夜勤に耐え得ないのではないかと危惧するものであり、多数の退職者が出ることも考えられます。
 移転に伴い、貴重な経験のある医療人材を失いかねない事態におよび、これまでの多年にわたる近隣の地域医療機関との連携関係の蓄積、何よりも地域社会の理解など、有形無形のこうした資産を失うことになりかねないことにもなりかねません。

  知事は繰り返し「患者を置き去りにすることはしない」と言っていますが、4病院再編統合・移転議論は県民には明らかにされていません。4病院再編移転・統合反対の意見はもとより、県立精神医療センター移転に係わって「通院できなくなってしまう」「もっと患者や家族の意見に耳を傾け欲しい」等々、先行きへの不安を背景に切実な声が届けられています。

 以上、私たちは県立精神医療センターの富谷市への移転について反対するものです。

精神障害者のくらしと医療を考える仙南ネットワーク

賛同署名者計 1,587名  *県には署名者一覧を添付

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要望書提出後には記者会見も行いました。
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“ 宮城県立精神医療センターの富谷市への移転に反対です ”
賛同署者 1,587名【概要】

 「障害者の暮らしと医療を考える 仙南ネットワーク」は、昨年10月に精神障害ユーザーや支援者で結成。
 “県立精神医療センターの富谷市への移転に反対”を掲げ、昨年11月から連続学習会を名取市内で二回開催。のべ135名が参加をしています。
 また、宮城県議会11月定例会には「県立精神医療センターの富谷市への移転ではなく、4年前の移転計画を元にした移転・新設を求める」陳情書を提出してきた経過があります。

 今回、この間の経過の中で取り組まれてきた「“宮城県立精神医療センターの富谷市への移転に反対です ” 要望書」に賛同する署名を紙ベース・WEB署名と併用し集め、重複者を精査し、最終集約1,587名の賛同者となりました。

【留意事項】
 ○ 紙ベースの署名には、「氏名」「住まい」「肩書き」を記入していただきました。
  ・「氏名」…精神当事者に対する配慮から仮名及びニックネームを可としています。
  ・「住まい」…市町村名のみ記載
  ・「肩書き」…当事者.家族.医師.医療従事者.福祉関係者.住民.その他
 ○ WEB署名については「氏名」のみ。
 ○ 紙ベースとWEB署名の重複者については、紙ベースを優先しWEB署名者名を削除。
 ○ 同一名については、「住まい」「肩書き」を勘案し、別人と考えられる方のみ掲載。

〔肩書き〕
 当事者 89名.家族 61名.医師 24名.医療従事者 188名.
 福祉関係者 158名.住民 654名.その他 155名.不明 258名

〔地域〕
 <宮城県>28市町村 1,282名
 【主な内訳】
 仙台市 534名.名取市 310名.岩沼市 97名 他県南地域 181名(2市6町)
 上記以外市町村 160名(16市町村)
 <宮城県外> 101名
 <不明> 204名

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<WEB署名に頂いたコメント>(一部)

 統廃合に反対です。どうして拠り所を奪うようなことするんですか
医療は、病院だけで成り立つものではありません。病院があることによって、その地域で生活し、働いている人がいます。
 精神医療でいままで構築してきたシステムを破壊されると、ゼロからの積み上げ。それでいいのか?
 村井知事は当事者の声をしっかり聞くべきです。傲慢すぎます。
 移転せずに、新しい病院を富谷に新設すればよいと思います。
 富谷への移転は絶対しないで!「村井さん、患者さんを置き去りにしないで」と悲痛なこえを聞きました。

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<当日の報道>

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2023年2月1日 tbc東北放送
「安定していた病状が悪化する恐れがある」
精神医療センター移転反対で県に要望 宮城

882
2023年2月1日 khb東日本放送
障害者と支援者の団体
精神医療センターの移転反対の署名を提出 宮城県の4病院再編構想

*翌日の河北新報.朝日新聞の宮城県版には掲載頂けましたが、残念ながらWEB版には載りませんでした。

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